調査データ市場動向

2010 年 11月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比 3 か月連続増。
全てのエリアで増加。前年の反動の側面も。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、平成22 年11 月期の賃貸物件の物件登録数・登録賃料、および成約数・成約賃料についてお知らせします。

■千葉県は同 5 か月連続、東京 23 区・埼玉県は同 3 か月連続で増加。

11 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 16,350 件で、前年同月比 8.5%増加し、3 か月連続のプラスとなりました。千葉県は、アパートの大幅増が続き同 5 か月連続、東京 23 区・埼玉県はともに同 3 か月連続、都下は同 2 か月連続で増加。また前月減少した神奈川県も再び増加に転じ、全てのエリアでプラスとなりました。ただ、前年の反動の側面もあり、23 区と千葉県では前年のマイナスをカバーし切れていません。

■賃料は、前月と一転、マンション・アパート、新築・中古を問わず下落。

平均賃料は、マンションでは新築が同 3 か月ぶり、中古は同再び下落。アパートは、新築・中古ともに同再び下落しました。シングル世帯が本来春に行う住まい探しを前倒ししたため、面積の狭い物件の成約が増えたことが一因です。

居住用賃貸物件成約数と平均賃料および前年比
成約物件の面積帯別割合、前年比、および新築・中古別平均面積、前年比