調査データ市場動向

2012 年 12月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比7か月連続増。
マンション・アパートともに堅調。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、2012年12月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■埼玉県では6か月続いていた二ケタ増が途切れる。

12月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は17,192件で、前年同月比6.5%増加し、7か月連続のプラスとなりました。増加率は前月比9.6ポイント低下し再び一ケタとなりましたが、マンションが前年同月比6.6%増、アパートが同6.8%増と、ともに堅調でした(2ページご参照)。ただ、埼玉県ではアパートの成約が同20か月ぶりにマイナスに転じたため、6か月続いていた二ケタ増が途切れ、0.8%の微増にとどまっています。

■平均賃料は、新築が前年同月比変らず、中古は下落続く。

平均賃料は、新築がマンション・アパートともに前年同月比変らず。また中古は、マンションが同24か月連続、アパートは同32か月連続の下落となりました。中古の下落率はともに0.2%と、下落に転じてから最も小さくなっていますが、平均面積は拡大しており(4ページご参照)、環境が改善したとは言えない状況にあります。

居住用賃貸物件成約数と平均成約賃料および前年比