調査データ市場動向

2014 年 10月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 3 か月ぶりに上昇。
成約の 3 割を占める神奈川県の上昇で。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2014 年 10 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■東京 23 区は城東エリアの成約増で同 4 か月ぶりに下落。

10 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は 1 戸あたり 3,354 万円で、前年同月比は 3 か月ぶりにプラスとなりました。これは、成約の 3 割を占める神奈川県の上昇(1.0%)、および千葉県の上昇(3.7%)によるものです。
一方、東京 23 区では、比較的低額物件の多い城東エリアの成約増により平均価格が同 4 か月ぶりに下落(▲1.1%)、首都圏全体の上昇率は 0.1%の小幅にとどまっています。

■中古マンション成約価格は前年同月比 10 か月連続のプラス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,266 万円で、前年同月比は 10 か月連続のプラスとなりました。
引続き、成約が多く価格水準の高い東京 23 区の上昇によるものですが、上昇率は 3.0%と 4 か月ぶりに一ケタとなり、23 区の上昇率も 5 月(1.6%)以来の低水準に。また前月比は全エリアで下落しました。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、成約データにはATBB(インターネット)の成約物件の一部が含まれております。
※10月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録11,327件、成約2,218件、中古マンション=登録1,250件、成約692件