調査データ市場動向

2015 年 5月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比3か月連続減。
マンション・アパートともにシングルの動き鈍い。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、2015年5月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■23区はマンションが減少に転じ同4か月ぶりにマイナス、アパートは好調続く。

5月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は18,406件で、前年同月比2.9%減少し3か月連続のマイナスとなりました。これは、マンションの4割、アパートの過半数を占めるシングル向き物件の動きが鈍いことが大きな要因です。また東京23区では、マンションが減少に転じ同4か月ぶりにマイナスとなりましたが、アパートは同6か月連続増と好調が続いています。

■平均賃料は、マンション・アパート、新築・中古を問わず上昇。

マンションの1戸あたり平均賃料は、新築が、4月に5%を超える下落となった東京23区で上昇に転じたため同再び上昇、中古は同6か月連続の上昇となりました。またアパートは、新築・中古ともに同2か月連続で上昇しています。なお、マンション・アパート、新築・中古を問わず上昇となったのは14年12月以来5か月ぶりのことです。

居住用賃貸物件成約数