調査データ市場動向

2015 年 6月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 2 か月連続上昇。
23 区では 5 千万円以上の物件が 3 割を超える

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2015 年 6 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■前月比は成約の 3 割弱を占める神奈川県の下落等で 3 か月ぶりに下落。

6 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は 1 戸あたり 3,355 万円で、前年同月比 3.1%上昇し 2 か月連続のプラスとなりました。東京 23 区で 5,000 万円以上の物件の割合が 3 割を超え同 7.0%の大幅上昇となったことなどが要因です。一方前月比は、成約の 3 割弱を占める神奈川県で低価格物件の多い郊外エリアの取引が活発化、また千葉県が前月の大幅上昇の反動で下落したことにより、3 か月ぶりにマイナスとなりました。

■中古マンション成約価格は前年同月比 18 か月連続のプラス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,361 万円で、前年同月比 1.5%上昇し 18 か月連続のプラスとなりました。価格水準の高い東京 23 区と都下が下落したにもかかわらず平均価格が上昇したのは、同エリアの成約が増加したことによるものです。一方、前月比は再びマイナスとなっています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、成約データにはATBB(インターネット)の成約物件の一部が含まれております。
※6月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録9,509件、成約2,009件、中古マンション=登録918件、成約682件