調査データ市場動向

2016 年 9月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比7か月連続減。
3か月連続全エリアで減少。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区)の全国不動産情報ネットワークにおける、2016年9月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■シングル向き新築アパートは、前年同月比2年9か月連続増と好調。

9月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は17,628件で、前年同月比6.8%減少し7か月連続のマイナス、3か月連続全エリアでの減少となりました。これを新築・中古別に見ますと、新築アパートの成約は同2か月連続増加し堅調、なかでもシングル向きが同2年9か月連続増と好調に推移しています。また面積帯別に見ますと(4ページ)、ファミリー向きアパートが同4か月ぶりに増加に転じています。

■新築の平均賃料、マンションが同3か月ぶりに下落、アパートは同15か月連続下落。

マンションの1戸あたり平均賃料は、新築が成約の3分の2を占める東京23区の下落等により同3か月ぶりに下落、一方、中古は同3か月連続の下落となっています。またアパートは、新築ではシングル向きの増加が続いており同15か月連続の下落、中古はファミリー向きの増加で同3か月連続の上昇となりました。

賃貸物件成約数