調査データトレンド調査

2013年首都圏 “UNDER30″私たちの選び方~部屋探しのプロセス&マインド~

一人暮らしの学生・社会人 平均家賃は前年比増
「スマホで部屋探し」社会人女性は半数超

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役:松村 文衞)は、全国の 5 つのエリア(北海道・東北エリア、首都圏エリア、中部エリア、近畿エリア、九州エリア)で一人暮らしをしている、18~29 歳の学生・社会人男女を対象に、現在住んでいる部屋を探した際のプロセスやマインドの変化について、アンケート調査を実施いたしました。その中から、“首都圏エリア”の主な結果をご案内いたします。

※本アンケート調査は、昨年まで実施していた「一人暮らしの実状と部屋探しについて」のアンケート調査をリニューアルしたものです。

<主な調査結果>

◆平均家賃は学生・社会人ともに前年比増。
現在の家賃を聞いたところ、学生は平均 5.90 万円、社会人は平均 6.33 万円でした。前年の調査結果と比べると、学生は 0.30万円アップ、社会人が 0.22 万円アップと、僅かに増加。平均家賃が前年比増となったのは、学生は 2007 年、社会人は 2009 年の調査開始以来初めてです。

◆家賃以外に重視した点は、学生 1 位「通勤・通学時間」、社会人 1 位「間取り・広さ」。
家賃以外で最初から最後まで変わらず重視したことを聞いたところ、学生は 1 位が「通学時間」で半数以上にのぼり、次いで2 位が「最寄駅から近い」、3 位が「間取り・広さ」という結果でした。一方、社会人は 1 位が「間取り・広さ」で約半数、2 位が「最寄駅から近い」、3 位が「通勤時間」となっています。

◆「築年数」は妥協の対象。男性は女性よりも妥協する傾向。学生女性はセキュリティーを妥協できない。
家賃以外で妥協したものを聞いたところ、学生・社会人ともにトップは「築年数」でした。男女別で比較すると、男性は女性よりも妥協項目が多く、男性は何らかの条件をあきらめ、女性は最後までこだわる傾向が伺えます。また、学生女性は「階数」「セキュリティー」「治安」といったセキュリティーに関する項目の選択率が低く、安全第一を貫いているようです。

◆学生は社会人よりも部屋探しにかける日数が短い。学生男性は 2 割が「1 日」。
部屋探しを始めてから契約までにかかった日数は、学生は「1 日」という人が 17.6%で社会人の 2 倍以上、「2、3 日」と合せると 27.2%でした。一方、社会人は「1 ヵ月くらい」と「1 ヵ月超」の合計が 39.9%と、約 4 割にのぼっており、全体的に学生は部屋探しにかける日数が短く、社会人は日数をかけてじっくり検討しているようです。特に学生男性では「1 日」が 2 割、「2、3 日」と「1週間くらい」を合わせると半数に達し、スピーディーに部屋探しを行っている様子が伺えました。

◆部屋探しの方法は「PC 検索」が圧倒的多数。社会人女性では「スマホ検索」が半数超。
部屋を探した際、利用した方法について聞いたところ、学生・社会人ともに「PC 検索」が 7 割を超え、圧倒的に多い結果となりました。2 位は、学生が「不動産会社を直接訪問」で35.9%、社会人が「スマホ検索」で 4 割以上にのぼっており、なかでも社会人女性は「スマホ検索」が半数を超えています。

<調査概要>

◆調査対象/全国 5 つのエリア(北海道・東北エリア、首都圏エリア、中部エリア、関西エリア、九州エリア)で
一人暮らしをしている、18~29 歳の学生・社会人、計 2,074 名。うち首都圏エリアは 831 名。
◆調査方法/インターネットリサーチ
◆調査期間/2013 年 9 月 26 日(木)~9 月 30 日(月)
◆調査回答者

調査回答者エリア内訳
調査回答者エリア内訳

◆調査内容について

現在の部屋のスペックから、その部屋を探したきっかけや時期、探した時の方法や行動、感じたこと、重視したこと、そしてその結果の満足度まで、若者の部屋探しのプロセスとマインドの変化について合計 41 項目を調査しました。

首都圏エリアの調査回答者 基本属性
首都圏エリアの調査回答者 基本属性