チーム座談会

キャリアアップを支える環境

チームで支える、若手社員のキャリア。

手厚い研修とOJT制度で、若手社員の育成を行うアットホーム。
新卒入社から営業として独り立ちするまで、どんなプロセスで進むのか。
新人がつまずきやすいポイントとは? 成長が早いタイプとは?
2022年入社の若手社員を中心に、営業所長とチームメンバーが明かします。

メンバー

長谷川 史佳
浦和営業所
2022年入社

2022:浦和営業所

中村 剛士
浦和営業所 所長
2012年入社

2012:大宮営業所
2018:大宮営業所/チーム長に昇格
2020:埼玉中央営業所(現・浦和営業所)
2022:浦和営業所/所長に昇格

大澤 龍之介
浦和営業所 チーム長
2014年入社

2014:大宮営業所
2018:埼玉中央営業所(現・浦和営業所)
2022:浦和営業所/チーム長に昇格

加藤 千鶴
越谷営業所
2016年入社

2016:埼玉中央営業所(現・浦和営業所)

※取材当時

テーマ1

長谷川さん、入社から本配属までを教えてください。
長谷川

6月いっぱいまでは研修でした。同期と一緒にサービス知識を学んだり、いろいろな営業所で同行研修を経験したり。この営業所に配属されたのは7月からです。

本配属後、先輩方はどんな役割分担で長谷川さんに接したのですか?
加藤

私はOJTリーダーとして、毎日の実務の中で分からないことを一つ一つ教えていました。

大澤

長谷川さんが所属する、営業第一チームのチーム長として監督役を務めました。

中村

営業所長の立場から長谷川さんの成長をサポートしました。……と、役割はそれぞれ決まっているんですが、はっきり区別や序列があるわけではないんです。長谷川さんに付きっきりで教えていたのは加藤さん。でも、大澤さんや僕に質問してもかまわない。言わば、先輩の誰もがOJT。できるだけ多くの意見を聞ける環境をつくるのが、アットホームの新人育成方針です。

長谷川

とてもやりやすかったです。先輩によって、聞くことも変えていました。例えばOJTリーダーの加藤さんには……なんでも聞きましたね(笑)。「これ、どうしたらいいですか?」とか、「あれ、どこにありますか?」とか。

大澤

普段はフリーアドレスのオフィスですが、OJTリーダーはだいたい半年くらい、新入社員の隣に座るんです。でも、半年経つ頃に長谷川さんは……。

長谷川

「加藤さんと席が離れるのはいやです」と言いました(笑)。結局、1年に延ばしてもらいました。

席が近いと、どんな良さがありますか?
長谷川

聞きたいときに、聞きたいことを聞ける。その安心感は大きかったですね。困ったことを相談しやすいのも良かったです。例えば、電話での新規営業。私たちは基本的に既存顧客への営業がメインですが、営業所の取組みとして、まだ加盟店ではない不動産会社さまに電話でアプローチすることがあります。けれど当時新卒だった私にとって、周りに聞こえる状態で電話をかけるのはハードルが高すぎました。それをこっそり加藤さんに相談したら、会議室を取ってくれたんです。しかも、私がやる前にお手本を見せてくれて。

加藤

お手本といっても、加盟店さまではない不動産会社へ新規営業の電話をかけるわけなので、普通に断られることもあります(笑)。その姿を見せるこちらも勇気がいりました。ただ、成功例を示したかったわけでもないんです。アプローチが正しくても、断られることはある。それをまず知ってもらって、緊張を解きたいというのが大きかったです。

長谷川

加藤さんを見て、「うまくいったらラッキー」くらいの気持ちに切り替えることができました。ずいぶん楽になりましたね。その気持ちは、今も仕事で大切にしています。

テーマ2

大澤さんや中村さんにはどんなことを教わりましたか?
長谷川

大澤チーム長は、私が任された担当エリアをもともと担当していた先輩なんです。加盟店さまについて教わるうえで、こんなにも頼れる存在はいません。それから中村所長には、運転の指導もしてもらいました。

中村

一緒に練習したよね。

長谷川

そうですね。営業所に配属されて一番不安だったのが、運転だったんです。免許は持っていましたけど、学生時代はほとんど運転したことがなかったので。

中村

そういう新入社員は多いですね。営業活動は基本的に車の運転が必須ですが、やっぱり仕事としての運転は不安みたいで。それもあって、運転はとにかく丁寧に教えています。

長谷川

私の場合は1カ月間、所長に同乗してもらったんです。そのおかげでかなり自信がつきました。そんなふうに、一人一人に合わせた指導をしてもらえるのはとてもうれしかったです。

新人時代、つまずいたことはありますか?
長谷川

初受注が同期より遅かったことには焦りました。誰かの受注報告があるたびにちょっと落ち込んでは、加藤さんに励まされていたのを覚えています。

大澤

でも、どうしても運やタイミングが影響するからね。早めに受注できたらすばらしいけれど、できなかったからといって焦る必要はない。

加藤

大切なのはプロセスですよね。加盟店さまのためにどう行動するか。提案をどう組み立てるか。長谷川さんの場合、プロセスがしっかりしていたのは、近くで見て知っていましたから。たまたま結果に結びつかなかっただけで。

長谷川

10月を過ぎて、やっと初受注できたときには皆さんもすごく喜んでくれましたし、本当にホッとしました。

大澤

正直なところ、周りは遅いと思っていないし、焦ってもいなかった。とはいえ、僕自身も新人の頃にはすごく初受注を急いでいたから、気持ちはよく分かります。

テーマ2

育成にはかなり力が入っているようですね。
加藤

でも、これといって失敗談もないよね。

長谷川

最初はとにかく失敗したくなくて、全てに慎重すぎたんです。ものすごく細かいところまで加藤さんに確認しないと動けなかった。そのおかげで、大きな失敗もなくここまで来たとも言えるのですが。

加藤

そういえば「これは絶対に契約できる」というアポで、契約せずに帰ってきたことがあったね。「もうちょっとじっくりいきます」と。

中村

あったあった。懐かしい!

長谷川

そうなんですよね。あまりに慎重なのも考えものかなと。もっと思い切ってチャレンジしてみたいとも思うようになりました。

大澤

自分を客観的に見すぎていたのか、ちょっと自信がなかったのかもしれないね。でも、最近はずいぶん積極性が身についてきたと思うし、前に出る動きも増えてきた。電話の話が象徴的だけど、加藤さんの仕事ぶりを見るうちに影響されたところもあるよね。

加藤

私はまずやってみて、失敗しながらNGラインを見つけていくタイプなので(笑)。

長谷川

加藤さんはもちろんですが、大澤チーム長に指導していただいたことも大きいです。私が仕事の進め方を相談すると、「長谷川さんがどう思っているかも教えて」といつも促してくれました。そのおかげで「私はこう思いますが、大澤さんはどうですか」という聞き方ができるようになりました。それに対して大澤チーム長も「ここはすごく良いけれど、自分ならこんなことを付け加えるかも」とリアクションしてくれます。この「自分なら」がすごくありがたいです。私の主体性を重んじながら、アドバイスもしていただけて。

テーマ3

中村さんと大澤さんは、若手を指導するうえでどんなことを大切にしていますか?
中村

チャレンジの機会をつくることです。と言っても大それたことではなく、例えば長谷川さんなら、運転だってチャレンジ。最初は先輩と同行して隣で話を聞いていたのが、だんだん自分が主体になっていくのもチャレンジ。いずれは営業所のテーマリーダーなどを任せるかもしれませんね。「まだ無理です」と返されるかもしれないけれど(笑)、僕としてはできることが分かったうえで打診します。私をはじめとする先輩たちが、ちゃんと補助輪の役を務めますし。

大澤

そう、一人一人の価値観や性格を見極めながら、少しずつ自走の距離を伸ばしていくイメージですね。

長谷川

良い例じゃないかもしれませんが、お酒が大好きな私が、よく飲みに誘ってもらえるのも個性に合わせたコミュニケーションですよね。

中村

(笑)。みんなの成長に貢献するためには、その人のいろいろな面を知る必要がある。長谷川さんの場合は飲み会がその場だし、お酒が苦手な人や、会社の飲み会はちょっと……という人にはもちろん別の場を用意するし。

大澤

定期的な1on1ミーティングなど、そのための機会は多いですから。

中村

それから、指導と言いながら、僕たちのほうが若手から教えられることもよくあるよね。

大澤

分かりやすい例で言えば「若い人がどんな視点で部屋探しをしているのか」。それを知りたがる加盟店さまは多いけれど、入社10年目の僕にはなかなか(笑)。その一方で、業界やサービスの知識は僕のほうが多い。お互いの良いところを生かしあう関係だといいですよね。古い体育会系のような、ガチガチの先輩後輩ではなく。個人的には、長谷川さんをはじめとする若手社員が、先輩にもっと砕けた言葉遣いをして、フランクに話し合える雰囲気をつくっていってもいいんじゃないかと思います。

中村

もちろん、こちらからもしっかり歩み寄って。僕はみんなに心を開いてもらうために、まず自分の全てをさらけ出す覚悟でいます(笑)。

テーマ3

長谷川さん、これからどんなキャリアを描きたいですか?
長谷川

まだ2年目ということもあって、明確なプランは描けていないんです。ただ、アットホームにはキャリアの選択肢がとても多い。そのことに心強さを感じますね。

加藤

マネジメントに進むのはもちろん、現場のエキスパートとして活躍できる役職もある。営業所のほかにもさまざまな部署がある。キャリアについて具体的に考えていなかった人でも、「こうなりたい」と気づけるのがアットホームだと思う。

長谷川

はい。まずは今の業務で成長を重ねながら、自分らしく歩めるキャリアを少しずつイメージしていけたらと思っています。