調査データ市場動向

2010 年 9月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比 5.6%増と再び増加。
東京 23 区も同 5 か月ぶりに増加に転じる。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、平成 22 年 9 月期の賃貸物件の物件登録数・登録賃料、および成約数・成約賃料についてお知らせします。

■神奈川県も再び増、千葉県は 3 か月連続増。アパートが大きく伸びる。

9 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 16,411 件で、前年同月比 5.6%増加し、再びプラスとなりました。不振が続いていた東京 23 区も、同 5 か月ぶりに増加に転じています。また前月、8 か月ぶりに前年を割り込んだ神奈川県ではアパートが回復し二ケタ増に、千葉県もアパートが好調で同 3 か月連続のプラスとなりました。なお、マン ション・アパートともに 50~70 ㎡の物件の割合が増加しており、ファミリー向け物件へのニーズが高まっています。

■賃料は、新築マンション以外は下落。

平均賃料は、マンションでは新築が同 3 か月ぶりに上昇しましたが、中古は同 10 か月連続下落。またアパートは、新築が同 9 か月ぶり、中古は同 2 か月連続で下落しており、賃料の下落が成約に結びついた面もあるようです。

居住用賃貸物件成約数と平均賃料および前年比
成約物件の面積帯別割合、前年比、および新築・中古別平均面積、前年比

※本資料のデータベースについて
本資料の掲載データは、弊社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしておりますが、成約物件数につきましては、一般消費者向け情報としてインターネットで登録され成約した物件の一部を算入しています。