調査データ市場動向

2011 年 4月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比 2 か月連続で減少。
減少率は 3 月より低下、千葉県は増加に転じる。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、平成 23 年 4 月期の賃貸物件の物件登録数・登録賃料、および成約数・成約賃料についてお知らせします。

■神奈川県はアパートの動きが鈍く同 3 か月連続減。

4 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 20,065 件で、前年同月比 4.9%減少し、2 か月連続のマイナスとなりました。引続き東日本大震災がユーザーマインドに影響しているためと思われますが、減少率は 3 月の 9.0%より低下、また千葉県では8.7%増と増加に転じています。一方、神奈川県では、アパートの動きの鈍さが目立ち(3ページご参照)、同 3 か月連続のマイナスとなりました。

■平均賃料は、新築マンションが 2 か月連続上昇、中古アパートは 6 か月連続下落。

平均賃料は、新築マンションが 23 区のファミリー向けの堅調などで同 2 か月連続上昇、一方、中古マンションは同4 か月連続で下落。またアパートは、新築が同 3 か月連続、中古は同 6 か月連続の下落となっています。

居住用賃貸物件成約数と平均賃料および前年比
成約物件の面積帯別割合、前年比、および新築・中古別平均面積、前年比