調査データ市場動向

2011 年 6月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比 2 か月連続二ケタ増。
埼玉県が同 4 か月ぶりに増加に転じ、全エリアで増加。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、平成 23 年 6 月期の賃貸物件の物件登録数・登録賃料、および成約数・成約賃料についてお知らせします。

■23 区・都下に加え、神奈川県もカップル向けの好調で二ケタ増に。

6 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 17,100 件で、前年同月比 12.4%増加し、2 か月連続の二ケタ増となりました。東京23区・都下に加え、神奈川県がカップル向けの好調で二ケタ増に、また不振が続いていた埼玉県も、アパートが堅調に推移し同 4 か月ぶりに増加に転じたため、首都圏の全エリアで増加。成約数に関しては、震災の影響が後退したようにも見えます。なお成約数は、6 月としては平成 16 年のデータベース変更以来最多となりました。

■平均賃料は、新築マンションが同 4 か月連続上昇、中古アパートは同 8 か月連続下落。

平均賃料は、新築マンションが引続き 23 区のファミリー向けの成約好調を受け同 4 か月連続で上昇、また、中古は同再び下落。一方、アパートは、新築が同 5 か月連続、中古は同 8 か月連続の下落となっています。

居住用賃貸物件成約数と平均賃料および前年比
成約物件の面積帯別割合、前年比、および新築・中古別平均面積、前年比