調査データ市場動向

2011 年 10月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比 6 か月連続増。
増加率は 9.1%と一ケタに縮小。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、平成23 年10 月期の賃貸物件の物件登録数・登録賃料、および成約数・成約賃料についてお知らせします。

■東京都下は同 6 か月ぶりに減少に転じる。

10 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 18,840 件で、前年同月比 9.1%増加し、6 か月連続の増加となりました。ただ、5 月以降二ケタ増となっていた前年同月比が一ケタに縮小、東京都下では 3.6%減と減少に転じるなど、市場の変化も続いています。またマンションでは、東京 23 区が 9 月に続きシングル向けの取引が活発に推移した一方、他のエリアでは再びカップル・ファミリー向けのニーズが強まるなど、エリアによる違いが顕著になっています。

■平均賃料の下落続く。中古マンションは全エリアで下落。

平均賃料は 3 か月連続で、マンション・アパート、新築・中古を問わず下落しました。中古マンションは全エリアで下落、特に神奈川県・埼玉県では平均面積が拡大したにもかかわらず下落しており、市場の厳しさが現れています。

居住用賃貸物件成約数と平均成約賃料および前年比
成約物件の面積帯別割合、前年比、および新築・中古別平均面積、前年比