調査データ市場動向

2011 年 11月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比 7 か月ぶりに減少に転じる。
東京都下はマンションがふるわず同 2 か月連続減。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、平成23 年11 月期の賃貸物件の物件登録数・登録賃料、および成約数・成約賃料についてお知らせします。

■23 区・埼玉県はアパートが堅調で増加を維持。

11 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 16,134 件で、前年同月比 1.3%減少し、7 か月ぶりに減少に転じました。賃貸住宅市場は 5 月以降、震災による実需や需要の後ズレ、分譲マンションの代替需要などにより好調に推移してきましたが、需要が一巡したことで、徐々に景気の影響を受け始めています。ただ、アパートの堅調がマンションの不振をカバーした東京 23 区・埼玉県では、引続き増加を維持しています。(3 ページご参照)

■平均賃料は新築マンションが同 4 か月ぶりに上昇。中古とアパートは下落続く。

平均賃料は、新築マンションでは23区・都下で広めの物件の成約が増加したため同4か月ぶりに上昇。対照的に、中古マンションでは 23 区・都下の平均面積が縮小し大きく下落、また新築・中古アパートも下落が続いています。

居住用賃貸物件成約数と平均成約賃料および前年比
成約物件の面積帯別割合、前年比、および新築・中古別平均面積、前年比