調査データ市場動向

2011 年 12月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比再び増加。
12 月の成約数が 11 月を超えたのは調査開始以来初めて。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、平成 23 年 12 月期の賃貸物件の物件登録数・登録賃料、および成約数・成約賃料についてお知らせします。

■23 区・埼玉県は二ケタ増。新築の大幅増、法人需要の後ズレ等が要因。

12 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は、前年同月比 9.9%増の 16,148 件でした。成約数は昨年 5 月以降、6か月連続で前年を上回りましたが、11月には景気への先行き不安から減少。しかし12月は、新築物件の大幅増や、秋の法人需要の後ズレなどで再び増加に転じたもので、特に東京 23 区・埼玉県は二ケタ増と活況でした。なお、12 月の成約数が 11 月を上回ったのは、平成 4 年の調査開始以来初めてのことです。

■平均賃料は新築アパートが同 10 か月ぶりに上昇。中古は下落続く。

平均賃料は、新築アパートが面積の広い物件の成約が増加したため同 10 か月ぶりに上昇。一方、11 月に同 4 か月ぶりに上昇に転じた新築マンションは、再び下落となりました。また中古マンションは同 7 か月連続、中古アパートは同 14 か月連続で下落しています。

居住用賃貸物件成約数と平均成約賃料および前年比
マンション・アパート別、新築・中古別成約数の前年比
成約物件の面積帯別割合、前年比、および新築・中古別平均面積、前年比