調査データ市場動向

2015 年 4月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比2か月連続減。
東京都下が同4か月ぶりに減少に転じる。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、2015年4月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■東京23区はユーザーの都心志向により堅調で同3か月連続増加。

4月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は21,016件で、前年同月比3.6%減少し2か月連続のマイナスとなりました。これは、東京都下で中古マンションが減少に転じたうえ新築物件が大幅減となり同4か月ぶりにマイナスとなったこと、神奈川県で中古物件の減少が続いたこと等によるものです。一方、東京23区はユーザーの都心志向により堅調で、同3か月連続の増加となりました。

■マンションの平均賃料は、新築が同14か月ぶりに下落、中古は同5か月連続上昇。

マンションの1戸あたり平均賃料は、新築が、賃料水準の高い東京23区でシングル向き物件の成約が増加し5%を超える下落となったため同14か月ぶりに下落、一方、中古は同5か月連続の上昇となりました。またアパートは、新築が同4か月ぶりに上昇、中古も同4か月ぶりに上昇しています。

居住用賃貸物件成約数