調査データ市場動向

2015 年 6月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比4か月ぶりに増加。
シングル向き物件の成約が回復。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、2015年6月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■東京23区はカップル向き物件が大幅に増加。

6月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は19,804件で、前年同月比5.3%増加し4か月ぶりにプラスとなりました。これは、マンションの4割強、アパートの5割弱を占めるシングル向き物件がともに同4か月ぶりに増加したことが主因です。また東京23区では、マンションはシングル向きの回復に加えカップル向きが大幅増となり同再びプラス、アパートは同7か月連続のプラスとなっています。

■平均賃料は、マンションは新築・中古ともに下落、アパートはともに3か月連続上昇。

マンションの1戸あたり平均賃料は、新築が神奈川県・千葉県の大幅下落により同再び下落、中古は全体の過半数を占める23区の下落等で同7か月ぶりに下落となりました。一方アパートは、新築・中古ともに賃料水準の高い23区と都下で平均面積の拡大が続いており、同3か月連続で上昇しています。

居住用賃貸物件成約数