調査データ市場動向

2016 年 11月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比9か月連続減。
千葉県は同6か月ぶりに増加。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区)の全国不動産情報ネットワークにおける、2016年11月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■好調続いたシングル向き新築アパートは、同2年11か月ぶりに減少。

11月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は16,367件で、前年同月比9.5%減少し9か月連続のマイナスとなりました。東京23区はマンションに加えアパートも二ケタ減となり同9か月連続減。また新築物件ではシングル向きアパートが、成約の多い神奈川県で大幅減となったこともあり同2年11か月ぶりに減少に転じています。一方、千葉県ではマンション・アパートともに好調で同6か月ぶりに増加となりました。

■マンションの平均賃料、新築・中古ともに下落続く。アパートはともに上昇。

マンションの1戸あたり平均賃料は、成約が多く賃料水準の高い東京23区の下落が響き、新築が同3か月連続の下落、中古は同5か月連続の下落。一方アパートは、新築・中古ともに成約の多い神奈川県と23区が堅調だったことから、新築が同2か月連続の上昇、中古は同5か月連続の上昇となっています。

賃貸物件成約数