調査データ市場動向

2016 年 12月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比10か月連続減。
シングル向き新築アパートは再び増加に。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区)の全国不動産情報ネットワークにおける、2016年12月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■東京23区は同10か月連続減。神奈川県は同1年2か月ぶりに増加。

12月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は16,603件で、前年同月比5.3%減少し10か月連続のマイナス。東京23区はマンション・アパートともに不調で同10か月連続減(2ページご参照)、埼玉県は同6か月連続減に。一方、神奈川県ではアパートへのニーズが高まり同1年2か月ぶりに増加に転じています。また前月、同2年11か月ぶりに減少したシングル向き新築アパートは、同再び増加となりました。

■マンションの平均賃料、新築・中古ともに下落続く。新築アパートは同3か月連続上昇。

マンションの1戸あたり平均賃料は、新築が同4か月連続下落、中古は同6か月連続下落。一方アパートは、新築は同3か月連続の上昇となりましたが、中古は、東京23区が同8か月ぶり、神奈川県が同1年1か月ぶりに下落するなど全エリアで下落し、同6か月ぶりに下落に転じています。

賃貸物件成約数