2018 年 3月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比 3 か月連続減少。
新築アパートは好調、シングル向きが牽引し過去最高に。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社（本社：東京都大田区）の全国不動産情報ネットワークに登録され成約した、首都圏（1 都 3 県）における 2018 年 3 月期の賃貸物件の物件成約数・成約賃料についてお知らせします。

■東京 23 区の成約数が再び増加に転じ、首都圏全体の減少幅は 1.1％に縮小。

3 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 29,785 件で、前年同月比 1.1％減少し 3 か月連続のマイナスとなりましたが、減少幅は前月比 2.3 ポイント縮小しました。これは、成約の 4 割超を占める 23 区が城南・城西エリア等の大幅増で同再び増加に転じたことが主因です。また、新築物件の成約数はシングル向きが牽引し、マンションが前年同月比再び増加、アパートは過去最高（調査開始は 09 年 1 月）となるなど引続き好調で、同 10 か月連続の増加となっています。

■賃料指数の前月比は、中古マンションが 3 か月ぶり、中古アパートは 5 カ月ぶりに上昇。

成約物件の 1 戸あたり賃料指数の首都圏平均は、マンションは新築が前月比 2 か月連続上昇、中古は同 3 か月ぶりに上昇、アパートは新築が同再び下落、中古は同 5 か月ぶりに上昇。また平均賃料の前年同月比は、マンションは新築が 10 か月連続上昇、中古は再び上昇、アパートは新築が 3 か月連続下落、中古は 15 か月連続上昇しています。

※エリア別の新築・中古別賃料指数は 2 ページに、また平均賃料は 5 ページより掲載しています。