2018 年 9月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比 4 か月連続減少。
前年増の反動続き、シングル向きマンションも減少に転じる。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社（本社：東京都大田区）の全国不動産情報ネットワークに登録され成約した、首都圏（1 都 3 県）における 2018 年 9 月期の賃貸物件の物件成約数・成約賃料についてお知らせします。

■23 区のニーズは、シングル向きマンションからカップル・ファミリー向きアパートへ。

9 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 16,089 件で、前年同月比 13.4％減少し 4 か月連続のマイナス。前年増の反動もあり、2 か月連続全エリアでの減少となりました。また面積帯別では、好調だったシングル向きマンションが、成約の 6 割超を占める東京 23 区の変調で同 5 か月ぶりにマイナスに転じています。一方 23 区では、前年に大幅増が続いていたカップル向き・ファミリー向きアパートが今年も同 2 か月連続増となっており、賃貸ニーズに変化も見られました。

■賃料指数の前月比は、新築・中古マンション、中古アパートが上昇、新築アパートは低下。

成約物件の 1 戸あたり賃料指数の首都圏平均は、マンションは新築が前月比 2 か月連続の上昇、中古は同再び上昇、アパートは新築が 2 か月連続の低下、中古は同再び上昇。また平均賃料の前年同月比は、マンションは新築が 3 か月連続下落、中古は 5 か月連続下落、アパートは新築が 2 か月連続上昇、中古は 4 か月ぶりに上昇しています。
※エリア別の新築・中古別賃料指数は 2 ページに、また平均賃料は 5 ページより掲載しています。