調査データ市場動向

2022年3月 首都圏における「中古マンション」の価格動向

◆首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,705万円で、前月比+1.1%と上昇。
◆9カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が継続。
◆東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の7エリアで2017年1月以降最高額を更新。

中古マンション 首都圏8エリアにおける価格・㎡単価・専有面積

<調査概要>

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森康史)の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された中古マンションの価格動向について、アットホームラボ株式会社(東京都千代田区 代表取締役:庄司利浩)に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものです。

◆対象エリア

東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

◆対象データ

不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された中古マンション(重複物件はユニーク化)

◆定義

・本調査では、上記対象データの「登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。
・コメントでは、30㎡以下を「シングル向き」、30㎡~50㎡以下を「カップル向き」、50㎡~70㎡以下を「ファミリー向き」、70㎡超を「大型ファミリー向き」としています。

首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏の1 戸あたり平均価格は、9カ月連続して全8エリアでの前年同月超えとなった。
前月比では千葉県他が-0.3%とわずかに下落したものの、各エリアとも概ね上昇傾向が継続している。なお、2月に続き当月もさいたま市の平均価格が横浜市・川崎市を上回った。これは、さいたま市は同じ面積・築年帯では概ね横浜市・川崎市を下回るものの、比較的築浅で面積の大きい物件の募集割合が高いことが要因となっている。

<図表1> 首都圏8エリアの平均価格(前年同月比)
<図表2> 首都圏8エリア 平均価格指数の推移(2017 年1 月=100)