調査データ市場動向

2024年3月 首都圏における「中古マンション」の価格動向

首都圏(2024年3月)
◆首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,878万円で、前月比-0.3%と2カ月ぶりに下落。前年同月比は5カ月連続で下落。
◆千葉県西部は9カ月連続で前月比下落。
◆東京23区は8カ月連続で2017年1月以降最高額を更新。

首都圏外8エリア(2024年1~3月)
◆前期比は京都市、前年同期比は仙台市、名古屋市が下落。
◆札幌市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市は2017年I期以降最高額を更新。

中古マンション 首都圏8エリアにおける価格・㎡単価・専有面積

<調査概要>

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史)の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された中古マンションの価格動向について、アットホームラボ株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長:大武 義隆)に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものです。

◆対象エリア

【毎月公表】東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

【四半期公表】札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市
※Ⅰ:1~3月期 Ⅱ:4~6月期 Ⅲ:7~9月期 Ⅳ:10~12月期
※今回(2024年3月)より、首都圏外8エリアについて四半期毎に公表いたします。

◆対象データ

不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された中古マンション(重複物件はユニーク化)

◆定義

・本調査では、上記対象データの「1戸あたり登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。
・コメントでは、30㎡以下を「シングル向き」、30㎡~50㎡以下を「カップル向き」、50㎡~70㎡以下を「ファミリー向き」、70㎡超を「大型ファミリー向き」としています。

首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏の1戸あたり平均価格は、前月比が-0.3%と2カ月ぶりに下落、前年同月比は-0.6%と5カ月連続で下落した。
エリア別では、9カ月連続で下落した千葉県西部をはじめ6エリアが前月比下落。また前年同月比は、東京都下が2021年6月以来33カ月ぶりの下落となるなど、5エリアが前年同月割れとなった。
なお、東京23区の最高額更新は8カ月連続となり、前年同月比は10カ月ぶりに5.0%を超えた。特に築30年以内の物件における価格上昇が目立っている。

<図表1> 首都圏8エリアの平均価格(前年同月比)
<図表2> 首都圏8エリア 平均価格指数の推移(2017 年1月=100)

首都圏外8エリアの平均価格(前年同期比・指数の推移)

<図表 1> 首都圏外8エリアおよび東京 23 区の平均価格(前年同期比)
<図表 2> 首都圏外 8 エリア 平均価格指数の推移(2017 年Ⅰ期=100)