調査データ市場動向

2024年10月 首都圏における「中古マンション」の価格動向

●首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は4,052万円。前月比、前年同月比ともに3カ月連続で上昇し、2017年1月以降初の4,000万円台に。
●埼玉県他は14カ月連続、千葉県西部は12カ月連続で前年同月を下回る。
●東京23区、横浜市・川崎市は2017年1月以降最高額を更新。中でも東京23区の上昇が目立ち、前年同月比は+14.0%と調査開始以来最高の上昇率。

中古マンション 首都圏8エリアにおける価格・㎡単価・専有面積

<調査概要>

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史)の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された中古マンションの価格動向について、アットホームラボ株式会社(東京都千代田区 代表取締役社長:大武 義隆)に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものです。

◆対象エリア

東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

◆対象データ

不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された中古マンション(重複物件はユニーク化)

◆定義

・本調査では、上記対象データの「1戸あたり登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。
・コメントでは、30㎡以下を「シングル向き」、30㎡~50㎡以下を「カップル向き」、50㎡~70㎡以下を「ファミリー向き」、70㎡超を「大型ファミリー向き」としています。

首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏の1戸あたり平均価格は、前月比、前年同月比ともに3カ月連続で上昇し、2017年1月の調査開始以来初の4,000万円台となった。
エリア別では、埼玉県他が14カ月連続、千葉県西部が12カ月連続の前年割れとなった一方、東京23区、横浜市・川崎市の2エリアは2017年1月以降最高額を更新した。特に東京23区は8月以降の前月比がいずれも2%超と急上昇しており、前年差額も707万円と大きくなった。

<図表1> 首都圏8エリアの平均価格(前年同月比)
<図表2> 首都圏8エリア 平均価格指数の推移(2017年1月=100)