2022年4~6月期 地場の不動産仲介業における景況感調査
賃貸仲介の業況DIは、行動制限の緩和に伴い全般的に回復傾向。特に首都圏で順調。売買仲介の業況DIは、全14エリア中10エリアで前年同期比マイナス。住宅価格や資材の高騰も影響。首都圏では、賃貸の業況DIがコロナ禍前の20年I期以来9期ぶりに売買を上回った。
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賃貸仲介の業況DIは、行動制限の緩和に伴い全般的に回復傾向。特に首都圏で順調。売買仲介の業況DIは、全14エリア中10エリアで前年同期比マイナス。住宅価格や資材の高騰も影響。首都圏では、賃貸の業況DIがコロナ禍前の20年I期以来9期ぶりに売買を上回った。
東京21エリアの小規模オフィス募集賃料は超小型・小型ともに前期比横ばいで推移。超小型、小型の両タイプとも20年下期からの4期は、前期比±3%以内と横ばい傾向が続く。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,365万円で、前月比+0.8%と上昇。8カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が続く。8エリア全てで2017年1月以降最高額を更新。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,766万円で、前月比+0.9%と上昇。12カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が継続。8エリア全てで2017年1月以降最高額を更新。中でも、埼玉県(さいたま市/他)は、12カ月連続で最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、東京都下・埼玉県・千葉県・大阪市の4エリアが前月に続き全面積帯で前年同月を上回る。ファミリー向きマンションは全10エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・神奈川県・埼玉県・仙台市・名古屋市の5エリアは2015年1月以降最高値を更新。アパートは、ファミリー向きが全エリアで前年同月を上回る。また、カップル向きは札幌市を除く9エリアで上昇し、東京都下・埼玉県・千葉県・名古屋市の4エリアでは2015年1月以降最高値を更新した。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,329万円で、前月比+0.4%と上昇。7カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が続く。東京都下、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県他、千葉県他の5エリアで2017年1月以降最高額を更新。横浜市・川崎市は初の5,000万円台に。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,731万円で、前月比+0.7%と上昇。11カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が継続。東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の7エリアで2017年1月以降最高額を更新。東京都下は初の3,000万円台。
マンションの平均募集家賃は、東京都下・埼玉県・千葉県・大阪市が全面積帯で前年同月を上回る。ファミリー向きマンションは全10エリア中、福岡市を除く9エリアで前年同月を上回る。中でも、神奈川県・埼玉県・千葉県・名古屋市は2015年1月以降最高値を更新。アパートは、カップル向きおよびファミリー向きが全エリアで前年同月を上回る。中でも、東京都下・埼玉県・名古屋市は2タイプともに 2015年1月以降最高値を更新。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,706万円で、前月比わずかに(+1万円)上昇。10カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が継続。神奈川県他、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の5エリアで2017年1月以降最高額を更新。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,312万円で、前月比+1.0%と上昇。8エリア全てで前月比上昇、2017年1月以降の最高額を2カ月連続で更新。6カ月連続して全8エリアが前年同月を上回るなど、上昇傾向が続く。