2022年6月 首都圏における「中古マンション」の価格動向
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,766万円で、前月比+0.9%と上昇。12カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が継続。8エリア全てで2017年1月以降最高額を更新。中でも、埼玉県(さいたま市/他)は、12カ月連続で最高額を更新。
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首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,766万円で、前月比+0.9%と上昇。12カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が継続。8エリア全てで2017年1月以降最高額を更新。中でも、埼玉県(さいたま市/他)は、12カ月連続で最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、東京都下・埼玉県・千葉県・大阪市の4エリアが前月に続き全面積帯で前年同月を上回る。ファミリー向きマンションは全10エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・神奈川県・埼玉県・仙台市・名古屋市の5エリアは2015年1月以降最高値を更新。アパートは、ファミリー向きが全エリアで前年同月を上回る。また、カップル向きは札幌市を除く9エリアで上昇し、東京都下・埼玉県・千葉県・名古屋市の4エリアでは2015年1月以降最高値を更新した。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,329万円で、前月比+0.4%と上昇。7カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が続く。東京都下、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県他、千葉県他の5エリアで2017年1月以降最高額を更新。横浜市・川崎市は初の5,000万円台に。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,731万円で、前月比+0.7%と上昇。11カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が継続。東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の7エリアで2017年1月以降最高額を更新。東京都下は初の3,000万円台。
マンションの平均募集家賃は、東京都下・埼玉県・千葉県・大阪市が全面積帯で前年同月を上回る。ファミリー向きマンションは全10エリア中、福岡市を除く9エリアで前年同月を上回る。中でも、神奈川県・埼玉県・千葉県・名古屋市は2015年1月以降最高値を更新。アパートは、カップル向きおよびファミリー向きが全エリアで前年同月を上回る。中でも、東京都下・埼玉県・名古屋市は2タイプともに 2015年1月以降最高値を更新。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,706万円で、前月比わずかに(+1万円)上昇。10カ月連続して全8エリアが前年同月を上回り、上昇傾向が継続。神奈川県他、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の5エリアで2017年1月以降最高額を更新。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,312万円で、前月比+1.0%と上昇。8エリア全てで前月比上昇、2017年1月以降の最高額を2カ月連続で更新。6カ月連続して全8エリアが前年同月を上回るなど、上昇傾向が続く。
マンションの平均募集家賃は、東京都下・埼玉県・千葉県が全面積帯で前年同月を上回る。中でも東京都下は、全面積帯で前年同月比上昇率トップ3にランクイン。ファミリー向きマンションは全10エリア中、札幌市と福岡市を除く8エリアで前年同月を上回る。中でも首都圏の上昇が目立ち、全エリアで2015年1月以降最高値を更新。アパートは、カップル向きが全エリアで前年同月を上回る。また、ファミリー向きは名古屋市を除く9エリアで上昇し、東京23区を除く首都圏(東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県)および大阪市・福岡市の6エリアで2015年1月以降最高値を更新した 。
定期借家マンションの平均募集家賃は、前年度比で上昇・下落が入り混じる。面積帯により傾向が分かれ、シングル向きでは全エリアが下落。定期借家アパートの平均募集家賃は概ね上昇傾向。シングル向きが一部エリアで下落するも、東京都下・埼玉県・千葉県の3エリアは全面積帯で上昇。
賃貸仲介の業況DI は、首都圏で2期連続上昇するも、近畿圏は2期ぶりに下落。売買仲介の業況DI は、14エリア中10エリアで前期比マイナス。経済・景気の先行き不安により一転、前期までの回復傾向から変化の兆しも。