調査データ市場動向

2011 年 1 年間の首都圏の新築戸建・中古マンション価格動向

新築戸建の成約価格、4 年ぶりに上昇。
高額物件の多い東京 23 区の成約が好調で。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、平成 23 年 1 年間の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■首都圏平均では全ての月で前年比上昇も、23 区・神奈川県以外は下落月が半数以上。

平成 23 年 1 年間の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,215 万円で、前年比 2.6%上昇し、4 年ぶりにプラスとなりました。これは、高額物件の多い東京 23 区で成約が好調だったことが大きな要因です。また、首都圏平均では全ての月で価格が前年を上回りましたが、エリア別に見ますと、東京 23 区・神奈川県以外は下落した月が半数以上を占め、埼玉県の年平均は 4 年連続の下落となりました

■中古マンションの 1 戸あたり成約価格は 2 年連続で上昇。上昇率は大幅に縮小。

中古マンションの首都圏の 1 戸あたり平均成約価格は 2,139 万円で、2 年連続のプラスとなりました。しかし、前年同月比は 8 月から 5 か月連続で下落しており、年間上昇率は前年の 8.3%から 0.1%へと 8 ポイント以上縮小しました。また、エリア別に見ますと、東京都下・神奈川県・千葉県では下落に転じています。

新築戸建・中古マンションの成約価格および前年比

※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※平成23年1年間の調査対象物件数:新築戸建=登録95,996件、成約19,051件、中古マンション=登録17,652件、成約4,978件