調査データ市場動向

2013 年 3月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 7 か月ぶりに上昇。
東京 23 区で比較的価格の高い物件の成約が好調。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2013 年 3 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■東京都下は同 2 か月ぶり、埼玉県は同 5 か月ぶりに上昇。

3 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,187 万円で、前年同月比 2.6%上昇し 7 か月ぶりにプラスとなりました。これは、東京 23 区で 4,000 万円台および 5,000 万円以上の物件の成約が好調だったほか、東京都下で同 2 か月ぶり、埼玉県で同 5 か月ぶりに上昇したことによるものです。一方、神奈川県、千葉県では引続き低額物件の割合が増加しており、ともに同 2 か月連続の下落となりました。

■中古マンション成約価格は前年同月比 5 か月連続のマイナス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,041 万円で、前年同月比 11.1%下落し、5 か月連続のマイナスとなりました。下落率が再び二ケタとなりましたが、これは、成約の多い東京 23 区で前月と一転、3,000 万円以上の物件が減少に転じたこと、また神奈川県で低額物件志向が続いていることによるものです。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※3月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録9,084件、成約2,188件、中古マンション=登録1,392件、成約551件