2014 年 6月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 6 か月ぶりに下落。
価格上昇を牽引してきた東京 23 区・埼玉県の下落響く。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社（本社：東京都大田区、社長：松村文衞）の全国不動産情報ネットワークにおける､2014 年 6 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■下落率 3.0％は 12 年 5 月以来の大きさ。東京都下・神奈川県は上昇。

6 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,255 万円で、前年同月比 3.0％下落し、6 か月ぶりにマイナスとなりました。価格上昇を牽引してきた東京 23 区と埼玉県の下落が響き、下落率は 3.0％と 12 年 5 月（▲4.3％）以来の大きさに。23 区は同 6 か月ぶり、埼玉県は同 16 か月ぶり、また千葉県は同 14 か月ぶりの下落となっています。一方、東京都下と神奈川県はともに同 2 か月連続で上昇しました。

■中古マンション成約価格は前年同月比 6 か月連続のプラス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,325 万円で､前年同月比 9.1％上昇し､6 か月連続のプラスとなりました。これは、成約の 4 割超を占める東京 23 区の価格上昇が続いていること等によるもので、平均価格は 5 月に続き 2,300 万円台の高水準を維持。一方で、前月比は 3 か月ぶりに下落に転じています。