調査データ市場動向

2015 年 3月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比再び下落。
東京 23 区は高額物件の成約減で同 3 か月ぶりに下落。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2015 年 3 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■東京都下では高価格帯の成約増で同 2 か月連続のプラス。

3 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は 1 戸あたり 3,225 万円で、前年同月比 1.1%下落し再びマイナスとなりました。これは、東京 23 区で低価格物件の多い城東エリアの成約が伸び、平均価格が同 3 か月ぶりにマイナスとなったこと、また神奈川県で郊外エリアの成約増が続いていること等によるものです。一方、東京都下では 4,000 万円以上の物件の成約が増加(2 ページご参照)、同 2 か月連続のプラスとなりました。

■中古マンション成約価格は前年同月比 15 か月連続のプラス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,465 万円で、前年同月比 12.8%上昇し 15 か月連続のプラスとなりました。二ケタの上昇は 3 か月ぶり、全エリアでの上昇は 10 か月ぶりのことです。また東京 23 区では、引続き高額物件の多いエリアの成約が堅調で、平均価格は 2 か月連続で 3,000 万円を上回っています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、成約データにはATBB(インターネット)の成約物件の一部が含まれております。
※3月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録9,550件、成約2,617件、中古マンション=登録926件、成約732件