調査データ市場動向

2015 年 5月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 3 か月ぶりに上昇。
前月比は全エリアで上昇し 2 か月連続の上昇。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2015 年 5 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■東京 23 区の平均価格は 1 年 2 か月ぶりに 4,500 万円を超える。

5 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は 1 戸あたり 3,360 万円で、前年同月比 0.9%上昇し 3 か月ぶりにプラスとなりました。上昇率が小幅にとどまったのは、価格水準の高い東京 23 区の成約減および成約の 3 割強を占める神奈川県の下落によるものです。一方、23 区では高額物件の成約は堅調で、平均価格が 1 年 2か月ぶりに 4,500 万円を超えました。また、前月比は全エリアで上昇し 2 か月連続の上昇となっています。

■中古マンション成約価格は前年同月比 17 か月連続のプラス。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,374 万円で、前年同月比 17 か月連続のプラスとなりましたが、上昇率は 1.5%と引続き小幅にとどまりました。これは、東京 23 区が 4,000 万円以上の物件の成約回復で再び上昇に転じたものの、価格上昇により成約数が減少、首都圏全体の上昇率鈍化につながったものです。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、成約データにはATBB(インターネット)の成約物件の一部が含まれております。
※5月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録9,010件、成約1,952件、中古マンション=登録857件、成約626件