調査データ市場動向

2015 年 9月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 5 か月連続上昇。
東京都下を除き上昇続く。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2015 年 9 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■前月比は 3 か月ぶりに下落、23 区は 2 か月連続で下落し 4,500 万円を割り込む。

9 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は 1 戸あたり 3,279 万円で、前年同月比 1.6%上昇し 5 か月連続のプラス。東京 23 区・埼玉県・千葉県が同 5 か月連続、神奈川県は同 3 か月連続で上昇しています。一方で、前月比は 3 か月ぶりに下落。23 区では 2 か月連続の下落となり、平均価格は 5 か月ぶりに 4,500 万円を割り込みました。これは、5,000 万円以上の物件の割合が 2 か月連続で低下していることが要因です。

■中古マンション成約価格は前年同月比 1 年 9 か月ぶりにマイナスに転じる。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,282 万円で、前年同月比 3.3%下落し、1 年 9 か月ぶりにマイナスとなりました。これは前年の大幅上昇(+13.3%)の反動によるものですが、前月比も 7.3%下落と 3 か月ぶりにマイナスとなっており、中古マンションの上昇傾向に一服感も出ています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしていますが、成約データにはATBB(インターネット)の成約物件の一部が含まれております。
※9月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録8,348件、成約1,978件、中古マンション=登録910件、成約544件