調査データ市場動向

2021年5月 首都圏における「新築戸建」の価格動向

◆首都圏の新築戸建の平均価格は 3,966万円で、前月比-0.1%。
◆エリア別に見ると、8エリア全てで 4カ月連続前年同月を上回る。
◆東京23区、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、さいたま市、千葉県西部は 2017年1月以降最高額を更新。

新築戸建 首都圏8エリアにおける価格・建物面積・土地面積

<調査概要>

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森康史)の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された新築戸建の価格動向について、アットホームラボ株式会社(東京都千代田区 代表取締役:庄司利浩)に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものです。

◆対象エリア

東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

◆対象データ

不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された新築戸建(所有権のみ・重複物件はユニーク化)

◆定義

本調査では、上記対象データの「1 戸あたりの登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。

首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏8エリアの平均価格は、全エリアで4カ月連続前年超えとなるなど上昇傾向が継続しており、中でもさいたま市は前年差額が最も大きく、2カ月連続で300万円を超えている(図表1)。
平均価格指数では、2021年2月からの3カ月で急上昇しているエリアが多くみられる(横浜市・川崎市+3.5、さいたま市+4.6、千葉県西部+3.7など)。
なお前月比では、東京都下、千葉県他がわずかに下落したものの、5エリア(東京23区、横浜市・川崎市、神奈川県他、さいたま市、千葉県西部)が上昇しており、いずれも過去最高額となっている。

<図表 1> 首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比)
<図表 2> 首都圏 8 エリア 平均価格指数の推移(2017 年 1 月=100)