調査データ市場動向

2021年7月 首都圏における「新築戸建」の価格動向

◆首都圏の新築戸建の平均価格は、前月比0.6%上昇の4,031万円と2カ月連続で4,000万円超え。
◆全8エリアにおいて2カ月連続で前月比上昇。また6カ月連続で前年同月を上回るなど、全体的に価格上昇傾向が続く。
◆東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の7エリアで2017年1月以降最高額を更新。

新築戸建 首都圏8エリアにおける価格・建物面積・土地面積

<調査概要>

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森康史)の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された新築戸建の価格動向について、アットホームラボ株式会社(東京都千代田区 代表取締役:庄司利浩)に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものです。

◆対象エリア

東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

◆対象データ

不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された新築戸建(所有権のみ・重複物件はユニーク化)

◆定義

本調査では、上記対象データの「1 戸あたりの登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。

首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏8 エリアの平均価格は、全エリアで6 カ月連続前年超えと上昇傾向が続く。6 エリアが前年同月比+5%以上となっており、中でもさいたま市では+10.7%と2 桁の上昇率となっている (図表1)。
平均価格指数は、特に中心エリア(東京23 区、横浜市・川崎市、さいたま市、千葉県西部)の上昇が顕著で、前年差はいずれも周辺エリア(東京都下、神奈川県他、埼玉県他、千葉県他)を上回っている(図表2)。
なお、前月比は2 カ月連続で全エリアが上昇しており、東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の7 エリアで2017 年1 月以降最高額となっている。

<図表 1> 首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比)
<図表 2> 首都圏 8 エリア 平均価格指数の推移(2017 年 1 月=100)