調査データ市場動向

2021年8月 首都圏における「新築戸建」の価格動向

◆首都圏の新築戸建の平均価格は4,033万円で、前月比+0.1%と上昇。
◆中心エリアの価格上昇が続き、東京23区、横浜市・川崎市、さいたま市、千葉県西部の4エリア全てで2017年1月以降最高額を更新。
◆周辺エリアでは、東京都下、埼玉県他が過去最高額を更新。

新築戸建 首都圏8エリアにおける価格・建物面積・土地面積

<調査概要>

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森康史)の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された新築戸建の価格動向について、アットホームラボ株式会社(東京都千代田区 代表取締役:庄司利浩)に調査・分析を委託し、アットホームが公表するものです。

◆対象エリア

東京都(23 区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部※/他)
※千葉県西部:柏市、松戸市、流山市、我孫子市、市川市、浦安市、習志野市、船橋市

◆対象データ

不動産情報サイト アットホームで消費者向けに登録・公開された新築戸建(所有権のみ・重複物件はユニーク化)

◆定義

本調査では、上記対象データの「1 戸あたりの登録価格(売り希望価格)」を「価格」と表記しています。

首都圏8エリアの平均価格(前年同月比・指数の推移)

首都圏8エリアの平均価格は、8エリア中7エリアで前年同月超えとなった。そのうち、6エリアが前年同月比+5%以上となっており、上昇傾向が継続している (図表1)。 平均価格指数を各エリアが上昇し始めた2021年2月と比較すると、中心エリアでは大きく上昇(東京23区 +6.0、横浜市・川崎市+6.0、さいたま市+8.4、千葉県西部+8.2)しているのに対し、周辺エリアでは上昇幅がやや小幅(東京都下+5.5、神奈川県他+3.1、埼玉県他+3.6、千葉県他+1.6)に留まっている。 なお、東京都(23 区/都下)、横浜市・川崎市、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の6エリアは2017年1月以降最高額を更新した(図表2)。

<図表 1> 首都圏 8 エリアの平均価格(前年同月比)
<図表 2> 首都圏 8 エリア 平均価格指数の推移(2017 年 1 月=100)