調査データトレンド調査

『ニューノーマル時代の住まい探し 2021 ~賃貸編~』調査

サイト・アプリで住まいを探す 前年比で大幅増加。コロナ禍に引越しをした人の約2割がオンラインで契約

<トピックス>
■サイト・アプリで住まいを探している人が、2020年と比べ大幅に増加
 「不動産ポータルサイトで検索」 +6.5ポイント
 「検索サイトで住みたい街や不動産に関するキーワードで検索」 +12.9ポイント
 「不動産ポータルアプリで検索」 +10.5ポイント
■「自宅でスマートフォンなどからオンラインで内見」を希望する検討者 約3割
■入居申込をWebフォームで行った経験者は約3割
 検討者のうち、Webフォームを希望する人は約4割
■引越し経験者の約2割がオンラインで契約

入居申込方法

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、新型コロナウイルス感染拡大以降(2020年3月~2021年10月)に賃貸物件へ引越しを経験した、および2022年3月までに引越しを検討している18~50歳を対象に、住まいの探し方の変化や不動産会社に求めることなどについて調査を実施いたしました。

<調査結果>

■サイト・アプリで住まいを探している人が、2020年と比べ大幅に増加

どのように物件を探したかを聞いたところ、経験者・検討者ともに「不動産ポータルサイトで検索」がトップでした。検討者では、2020年と比べ「検索サイトで住みたい街や不動産に関するキーワードで検索」や「不動産ポータルアプリで検索」がそれぞれ10ポイント以上増加しており、オンラインでの住まい探しが進んでいることがうかがえます。

住まいの探し方

■問合せをした/問合せをしたい不動産会社1位

経験者 「物件写真の枚数が多い」、検討者 「取り扱っている物件数が多い」

複数の不動産会社が同じ物件を取り扱っている場合の問合せ基準を聞くと、経験者は「物件写真の枚数が多い」「物件写真がキレイで見やすい」と写真の充実さに関する項目が上位でした。一方、検討者は「取り扱っている物件数が多い」が最多でした。2020年と比較すると「新型コロナウイルス対策を明示している、実施している」「リモート対応可」のポイントが増加しており、消費者は非対面・非接触での対応を求めていることが分かりました。

問合せ基準

■「自宅でスマートフォンなどからオンラインで内見」を希望する検討者 約3割

内見方法を聞いたところ、経験者・検討者ともに「不動産会社の店舗で待合せして車で訪問」が1位でした。実際の物件を見たいと回答する人が多い一方、「自宅でスマートフォンなどからオンラインで内見」を希望する人は検討者の約3割と、オンライン内見へのニーズも一定数あるようです。また、2020年と比較すると「内見はしなかった/内見はしなくても良い」の割合も増えており、インターネットの情報でも十分と考えている人が増加しているようです。

内見方法

■入居申込をWebフォームで行った経験者は約3割、検討者のうち、Webフォームを希望する人は約4割

入居申込手続きは、経験者・検討者ともに「現地で書類に記入」がトップでした。「Webフォーム」を経験したのは経験者の32.5%に対し、検討者の43.5%が希望しており、オンラインでの申込みを希望する消費者の声が増えています。

入居申込方法

■引越し経験者の約2割がオンラインで契約

コロナ禍に引越しをした人の約2割が「オンライン」で重要事項説明(以下、重説)・契約を行ったと回答しており、5人に1人が非対面・非接触での重説・契約を経験していることが分かりました。また、検討者のうち約3割が「オンライン」での重説・契約を希望しており、消費者のオンライン重説・契約へのニーズは高まっています。

重説・契約方法

■「クレジットカード」で初期費用を支払いたい 約6割

検討者に希望する初期費用の支払い方法について聞いたところ、「クレジットカード」を希望する人が59.7%と、過半数が非対面・非接触での支払いが可能な「クレジットカード」を希望していました。

初期費用支払い方法

<調査概要>

■調査対象/コロナ禍(2020年3月~2021年10月)に賃貸物件へ引越しを経験した、および2022年3月までに引越しを検討している18~50歳の男女434名
■調査方法/インターネットによるアンケート調査
■調査期間/2021年10月19日(火)~10月21日(木)
※小数第2位を四捨五入しているため、合計100%にならない場合があります。

調査概要