不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史 以下、アットホーム)は、「一人暮らしを始める学生とその親御さんの接客を担当したことがある」と回答した全国のアットホーム加盟店を対象に実施したアンケート調査の結果をもとに、『「初めての住まい探し(一人暮らし)で、学生の親子ですれ違う条件」ランキング』を発表します。
<トピックス>
■初めての住まい探し(一人暮らし)で、学生の親子ですれ違う条件」ランキング
第1位「セキュリティー設備」36.1%
■不動産のプロに聞いた!初めて住まい探しをする親子に関するエピソード
・学生は築浅でオシャレなデザイナーズ物件を望むが、親は外観にこだわらずにオートロックやTV付モニターなどのセキュリティー重視の物件を望むため意見が対立しやすいです。(愛知県)
・親は学校近辺を望みますが、学生は多少電車で離れた距離でもプライベ-ト、アルバイトなど利便性を重視しているようでした。(千葉県)
・親は防犯面や治安面を強く重視するが、学生はそこまで強いこだわりがないです。(福岡県)
・学生は気にしていないが、親は隣に騒音の迷惑をかけるのではないかと心配していました。(神奈川県)
・学生はバス・トイレ別など水回りの設備がキレイな物件を好むが、親はユニットバスなど最低限の設備が備わっている賃料の低い物件を選ぶ方が多かったです。(兵庫県)
<調査結果>
「初めての住まい探し(一人暮らし)で、学生の親子ですれ違う条件」ランキング
第1位「セキュリティー設備」36.1%
Q.一人暮らしを始める学生の親子で意見がすれ違う条件を教えてください。(複数回答)
一人暮らしを始める学生とその親御さんの住まい探しを担当したことがある不動産会社に、親子間ですれ違う条件について調査した結果、1位は「セキュリティー設備」でした。不動産会社からは「学生の場合は初めて一人暮らしをするケースが多く、親は大変心配している印象を受けた」「親はセキュリティー重視の物件を希望していたが学生はそこまで重要視していないため、住まい探しにおいて重視するポイントのズレが発生した」など、セキュリティー設備の重要度は親子間で異なることが分かりました。
次いで、2位は「学校までの距離」でした。「学生は学校から少し遠くても、アルバイト先や繁華街が近いエリアを希望する」「親は交通費の節約にもなるので、学校から近い方が良い」などの声があがりました。学生は学校生活だけでなく、プライベートの充実を視野にいれた住まい探しをする傾向が見受けられます。
そして3位は「治安面」で、不動産会社の方からは「学生は商店街の近くなど人通りがあれば問題ないという意見だが、親は静かな住宅街など治安面を重視する方が多い」という声が目立ちました。親子で物件に対する希望条件や妥協点が異なるため、不動産会社に出向く前に重視するポイントやお互いの意向をすり合わせることが住まい探しのポイントとなりそうです。
■不動産のプロが伝授!初めての住まい探しをする親子が押さえておくべきポイント
・コロナ禍を機にオンライン授業など自宅で過ごす時間が増えたので、築年数や外観より、居住スペースや住み心地を考慮したほうが良いかと思います。(東京都)
・ポータルサイトに掲載されている画像は室内写真が多いですが、周辺環境に関しては現地に行って直接確認した方が良いです。特に夜間の外灯や、お店の営業時間などを注視していただくとより安心です。(大阪府)
・治安面を重視する場合は室内の条件だけでなく物件のエントランスや共用部、ゴミ捨て場などの管理状況など、総合的に判断する事が重要です。(埼玉県)
<調査概要>
■調査対象
「一人暮らしを始める学生とその親御さんの接客を担当したことがある」と回答した全国のアットホーム加盟店518店
■調査方法
インターネットによるアンケート調査
■調査期間
2021年12月17日(金)~12月24日(金)