調査データトレンド調査

2009年30~40代独身男女、住宅“購入者”と“未購入者”の結婚意識の意識調査

幸せな人生に欠かせないもの、不動産を持っている女性は「結婚相手」よりも「自由な時間」

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役: 松村 文衞)は、このたび首都圏在住の 30~40 代独身男女の住宅“購入者”と“未購入者”計 500 名に対し、結婚意識の違い関する調査を行いました。今回の調査では、不動産所有の有無により、結婚意識が大きく違うこと、また、人生観にも違いが見られることが明らかになりました。

■主な結果

30~40 代独身男女を対象に行った「住宅“購入者”と“未購入者”の結婚意識の違いに関する調査」

・不動産を持っていて「結婚したい」と思っている女性は 36.4%と少ない
・男性が不動産を持っていると結婚に有利である
・幸せな人生に欠かせないもの、不動産を持っている女性は「結婚相手」より「自由な時間」
・不動産を持っていて猫を飼っている女性は、結婚願望が低く 16.7%
・不動産を持っておらず猫を飼っている男性は、結婚願望が高く 81.8%

■調査概要(クローズド調査)

◆対象/首都圏在住の 30~40 代独身男女の不動産“購入者”と“未購入者”計 500 名
男性住宅購入者 173 名 男性住宅未購入者 142 名
女性住宅購入者 77 名 女性住宅未購入者 108 名

◆調査方法/ モバイルリサーチ(携帯電話を使ったインターネット調査)

◆調査期間/2009 年 7 月 24 日~7 月 29 日

不動産“購入者”と“未購入者”の結婚願望を比較してみると(5 ページ)、「結婚したい」と思っている男性は、不動産を持っていない人48.6%に対し、不動産を持っている人58.4%と、不動産を持っている男性の方が「結婚したい」人が多い結果となりました。
それとは逆に、「結婚したい」と思っている女性は、不動産を持っていない人 56.5%に対し、不動産を持っている人36.4%と 20 ポイント以上少ない結果となりました。
不動産を持っている男性の結婚願望は高く、不動産を持っている女性の結婚願望は低い様子がうかがえます。

また、「女性が不動産を持っていると結婚に有利」と考える人が全体の 17%であるのに対し、「男性が不動産を持っていると結婚に有利」と考える人は半数以上います。(6~7 ページ)「幸せな人生をおくるために欠かせないものは」との問いに、不動産を持っている女性は不動産を持っていない女性よりも、「結婚相手」「家庭」「子供」といった結婚に関連する項目を選んだ人が少ないという結果となりました。(8 ページ)

不動産を持っている女性は、「結婚相手」よりも「自由な時間」や「趣味」といった自分の時間を大切だと考えている傾向が強く、『結婚=幸せな人生』とは考えていないようです。

また、不動産を持っている女性は、猫を飼っている割合が高く(9ページ)、約4人に1人いるという結果となりましたが、そのうち「結婚をしたい」と思っている人は、16.7%しかいませんでした。(14 ページ)一方、不動産を持っていない男性で猫を飼っている人は結婚願望が高く、81.8%もの人が「結婚したい」という、意外な結果となりました。

これらの調査結果から、住宅の購入は、男性にとっては結婚に有利なものであり、女性にとっては結婚に固執せず、個人の時間を謳歌し自由に生きると決めた証し、と言えるのかも知れません。