調査データ市場動向

2012 年 1月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比2か月連続増。
東京都下・千葉県は再び減少に転じる。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、2012年1月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■1月の成約数が2万件を超えたのは初めて。

1月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は20,369件で、前年同月比4.6%増加し、2か月連続のプラスとなりました。これは、東京23区でマンション・アパート、新築・中古を問わず好調だったこと、また埼玉県で中古が好調だったこと等によるものです。一方、東京都下・千葉県では、前年の反動もあり再び減少に転じています。なお、1月の成約数が2万件を超えたのは、1992年4月の調査開始以来初めてのことです。

■平均賃料は、新築は比較的堅調、中古マンションは厳しい状況。

平均賃料は、新築については、アパートが前年同月比0.1%上昇、またマンションはエリアによる違いが大きいものの同0.3%の下落にとどまり、比較的堅調でした。一方、中古はマンション・アパートともに下落。特にマンションの下落率はアパートに比べ大きく、厳しい状況が続いています。

居住用賃貸物件成約数