調査データ市場動向

2012 年 1月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 13 か月連続上昇。
東京 23 区は同 3 か月連続、都下は同 5 か月連続下落。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2012 年 1 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■上昇の要因は、価格の高い 23 区の成約増、成約の多い神奈川県の価格上昇。

1 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,210 万円で、前年同月比 2.5%上昇し 13 か月連続のプラスとなりました。これは、前月同様、価格の高い東京 23 区で成約が大幅に増加したこと、また、成約の多い神奈川県が上昇したことなどによるものです。しかし、23 区では同 3 か月連続、都下では同 5 か月連続下落、また前月比が全エリアで下落するなど、平均価格上昇に実感が伴わない面もあるようです。

■中古マンション成約価格は、前年同月比 6 か月ぶりに上昇、前月比は 2 か月連続上昇。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,234 万円で、前年同月比 0.5%上昇し、6 か月ぶりにプラスとなりました。東京 23 区の平均価格が 6 か月ぶりに 2,800 万円を超え、成約数がほぼ同数の神奈川県の価格下落を補った格好です。また、前月比は 2 か月連続で上昇しています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※1月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録9,608件、成約1,513件、中古マンション=登録1,579件、成約320件