調査データ市場動向

2012 年 6月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比10.0%増と再び増加。
埼玉県は同13か月連続増、千葉県は同5か月連続増。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、2012年6月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■前年に続き二ケタ増。23区は、ファミリー向きマンションなどが好調。

6月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は18,802件で、前年同月比10.0%増加し、再びプラスとなりました。前年6月が12.4%の大幅増であったにもかかわらず2年連続の二ケタ増となったものですが、これは、成約の45%を占める23区でファミリー向きマンションやシングル向きアパートなどが好調だった(4ページご参照)ほか、世帯数の増加が続いている埼玉県で賃貸ニーズが堅調に推移していることなどが要因です。

■マンションの賃料下落続くも下落率は縮小。新築アパートは2か月連続上昇。

平均賃料については、マンションの下落が続いていますが、下落率は新築・中古ともに縮小しました。これは、賃料の高い東京23区で成約が増加したこと、平均面積が拡大していること等によるものです。一方、新築アパートでは引続きカップル・ファミリー需要が旺盛で、2か月連続の上昇となりました。

居住用賃貸物件成約数