調査データ市場動向

2012 年 5月首都圏の新築戸建・中古マンションの価格動向

新築戸建の成約価格、前年同月比 3 か月連続下落。
東京 23 区は前年同月比・前月比ともに上昇。

不動産総合情報サービスのアットホーム株式会社 (本社:東京都大田区、社長:松村文衞) の全国不動産情報ネットワークにおける、2012 年 5 月期の新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格についてお知らせします。

■東京 23 区は同 7 か月ぶりに上昇、5,000 万円以上の物件の成約が回復。

5 月の首都圏の新築戸建平均成約価格は、1 戸あたり 3,171 万円で、前年同月比 4.1%下落し 3 か月連続のマイナスとなりました。これは、成約の多い神奈川県・埼玉県の下落が大きな要因です。一方、ユーザーの低価格志向で下落が続いていた東京23 区では、5,000 万円以上の物件の成約が回復し、同7 か月ぶりに上昇に転じ、前月比も 7.0%の大幅上昇となりました。

■中古マンション成約価格は、前年同月比 2 か月連続の下落。

中古マンションの 1 戸あたり平均成約価格は 2,158 万円で、前年同月比 0.4%下落し、2 か月連続のマイナスとなりました。価格の高い東京 23 区で引続き大幅な下落となったことなどが要因ですが、一方で、首都圏全体では比較的価格の高いエリアの成約が堅調なため、平均下落率は 0.4%にとどまっています。

新築戸建、中古マンション平均成約価格
※本資料の掲載データは、当社ネットワーク流通物件のうち、不動産会社間情報として図面(ファクトシート)で登録された物件をベースとしたものであり、インターネット(ATBB)登録物件は含まれておりません。
※5月期の調査対象物件数は、新築戸建=登録9,193件、成約1,892件、中古マンション=登録1,537件、成約389件