調査データ市場動向

2013 年 3月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比10か月連続増。
東京都下は同9か月ぶりに減少。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、2013年3月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■東京23区はアパートが再び減少に転じ、増加率は0.2%にとどまる。

3月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は34,795件で、前年同月比10か月連続のプラスとなりました。ただ、東京都下ではアパートが前年の反動もあり同11か月ぶりに減少し、全体では同9か月ぶりに減少。東京23区でもアパートが再び減少に転じ、増加率は0.2%にとどまりました。首都圏のアパートは、11年5月以降、同年11月を除き増加が続いてきましたが、市場の転機が近づいていることも考えられます。

■新築物件の平均賃料は、マンションが3か月ぶり、アパートは3か月連続の上昇。

1戸あたり平均賃料は、マンションでは、新築が前年同月比3か月ぶりに上昇、中古は同変動なし。アパートは、新築が同3か月連続の上昇、中古は同35か月連続の下落となりました。また、引続き面積の広い物件の成約が伸びており、㎡単価はマンション・アパート、新築・中古を問わず同3か月連続で下落しています。

居住用賃貸物件成約数