調査データ市場動向

2016 年 5月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比3か月連続減。
埼玉県・千葉県は好調続く。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区、社長:松村文衞)の全国不動産情報ネットワークにおける、2016年5月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■東京23区は3か月連続減と不調も、シングル向きマンションの動き活発。

5月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は17,605件で、前年同月比4.4%減少し3か月連続のマイナスとなりました。東京23区では、新築アパートが減少に転じ同3か月連続減となりましたが、シングル向きマンションは同4か月連続増と好調です(4ページご参照)。また、埼玉県・千葉県ではシングル向きアパートも好調で、成約数は埼玉県が同2か月連続、千葉県は同6か月連続の増加となりました。

■マンションの平均賃料、新築・中古ともに下落続く。アパートは中古が再び上昇。

マンションの1戸あたり平均賃料は、賃料水準の高さに加えシングル向きの成約増により、新築が同6か月連続、中古は同8か月連続の下落。またアパートは、新築ではやはりシングル向きの増加の影響で同11か月連続の下落、一方、中古はファミリー向きの成約が好調となり同再び上昇しました。

賃貸物件成約数