調査データ市場動向

2016 年 7月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比5か月連続減。
好調だったシングル向きマンションも減少に転じる。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区)の全国不動産情報ネットワークにおける、2016年7月期の賃貸物件の成約数・成約賃料についてお知らせします。

■シングル向き新築アパートは2年7か月連続で増加。

7月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は16,940件で、前年同月比8.4%減少し5か月連続のマイナスに。好調だったシングル向きマンションも同4か月ぶりに減少に転じています(4ページご参照)。また全エリアでの減少となりましたが、これは11年3月以来5年4か月ぶりのことです。このような中、新築アパートでは、成約の約5割を占めるシングル向きが同2年7か月連続増加と好調に推移しています。

■新築の平均賃料、マンションが同8か月ぶり上昇、アパートは同13か月連続下落。

マンションの1戸あたり平均賃料は、新築がシングル向きの減少等により同8か月ぶりに上昇、一方、中古は23区が大きく下落したこともあり同再び下落に転じています。またアパートは、新築ではシングル向きの増加の影響で同13か月連続の下落、中古は同再び上昇となりました。

賃貸物件成約数