2017 年 7月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

成約数、前年同月比 17 か月ぶりに増加。
中古マンションの回復が要因。アパートは同 2 か月連続増加。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社（本社：東京都大田区）の全国不動産情報ネットワークにおける、2017 年 7 月期の賃貸物件の物件成約数・成約賃料についてお知らせします。

■東京 23 区・都下の成約増目立つ。神奈川県はマンション、埼玉県はアパートが減少。

7 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 17,679 件で、前年同月比 4.4％増加し 17 か月ぶりにプラスに転じました。成約の 3 分の 1 を占める中古マンションが同 15 か月ぶりに増加に転じたことが大きな要因です。エリア別では東京 23区・都下の成約増が目立っており、23 区はマンション・アパートともに増加、都下はアパートが 3 割近く増加しています。一方、神奈川県ではマンション、また埼玉県ではアパートの減少により、ともに同 4 か月連続のマイナスとなりました。

■賃料指数の前月比は、2 か月連続でマンション・アパート、新築・中古を問わず上昇。

成約物件の 1 戸あたり賃料指数の首都圏平均は、マンションは新築が前月比 2 か月連続上昇、中古は同 3 か月連続上昇、アパートは新築・中古ともに同 2 か月連続上昇。また平均賃料の前年同月比は、マンションは新築が 2 か月連続上昇、中古は 3 か月連続上昇、アパートは新築が 2 か月連続上昇、中古は 7 か月連続上昇しています。
※エリア別の新築・中古別賃料指数は 2 ページに、また平均賃料は 6 ページより掲載しています。