調査データ市場動向

2019 年 9月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

首都圏の成約数、前年同月比 10 か月連続マイナス。
新築マンションの 1 戸あたり賃料指数は、調査開始以来最高に。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史)の全国不動産情報ネットワークに登録され成約した、首都圏(1 都 3 県)における 2019 年 9 月期の賃貸物件の物件成約数・成約賃料についてお知らせします。

■全エリアでのマイナス続くも、首都圏全体のマイナス幅は 1 ケタに減少。

9 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 14,970 件で、前年同月比 7.0%減少し 10 か月連続のマイナスに(3 ページ)。全エリアでのマイナスは 5 か月連続となりましたが、首都圏全体のマイナス幅は 5 か月ぶりに 1 ケタとなっています。エリア別では、23 区・神奈川県・千葉県のマンションで回復傾向が見られたこともあり、同 3 エリアのマイナス幅はいずれも2 か月連続で減少しました。なお、23 区および埼玉県の新築マンションは、8 月に続いて 9 月もプラスとなっています。

■1 戸あたり賃料指数は、マンション・アパート、新築・中古いずれも前月比上昇。

成約物件の 1 戸あたり賃料指数の首都圏平均は、新築マンションが 124.8 となり、09 年 1 月の調査開始以来最高となりました。前月比では、マンションが新築は 2 か月連続上昇、中古は反転して上昇、アパートは新築が反転して上昇、中古は 4 か月ぶり上昇と、いずれも上昇しています。また 1 戸あたり平均賃料の前年同月比は、マンションは新築が 3 か月連続、中古は 9 か月ぶりにプラス、アパートは新築が 4 か月連続、中古は 8 か月連続でマイナスとなりました。
※エリア別の新築・中古別賃料指数は 2 ページに、また平均賃料は 5 ページより掲載しています

賃貸物件成約数

■CONTENTS

1.成約数
2.新築・中古別、面積帯別成約数
3.1戸あたり成約賃料、面積
4.1㎡あたり成約賃料
5.新築・中古別、面積帯別成約賃料
【ご参考】賃料帯別成約数の割合および前年同月比
6.成約賃料指数の推移

新築中古別面積帯別成約数