調査データ市場動向

2019 年 10月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

首都圏の成約数、前年同月比 11 カ月連続マイナス。
1 ㎡あたり成約賃料指数は、マンション・アパートともに前月比プラス。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史)の全国不動産情報ネットワークに登録され成約した、首都圏(1 都 3 県)における 2019 年 10 月期の賃貸物件の物件成約数・成約賃料についてお知らせします。

■首都圏のマイナス幅が再び 2 桁に。東京 23 区の新築マンションは 3 カ月連続プラス。

10 月の首都圏の居住用賃貸物件成約数は 13,111 件で、前年同月比 20.4%減少し 11 カ月連続のマイナスに(3 ページ)。全エリアでのマイナスは 6 カ月連続となり、前月に 1 桁となっていた首都圏のマイナス幅は再び 2 桁となりました。エリア別では埼玉県のアパートが全体ではわずかにマイナスとなったものの、カップル向き物件がプラスに転じたことでやや回復傾向が見られたほか、東京 23 区の新築マンションは微増ながらプラスを維持し 3 カ月連続のプラスとなっています。

■1 ㎡あたり賃料指数の前月比は、マンションが 3 カ月連続、アパートは 4 カ月ぶりプラス。

成約物件の 1 ㎡あたり賃料指数の前月比は、マンションは東京 23 区・埼玉県・千葉県がプラスとなり、首都圏全体では 3 カ月連続のプラス、アパートは神奈川県・千葉県がプラスとなり、首都圏全体では 4 カ月ぶりにプラスとなりました(6ページ)。また 1 戸あたり成約賃料指数の首都圏平均は、マンションは新築が前月比 3 カ月ぶりに低下、中古は同 2 カ月連続の上昇、アパートは新築・中古ともに同 2 カ月連続で上昇しました(下表)。

賃貸物件成約数

■CONTENTS

1.成約数
2.新築・中古別、面積帯別成約数
3.1戸あたり成約賃料、面積
4.1㎡あたり成約賃料
5.新築・中古別、面積帯別成約賃料
【ご参考】賃料帯別成約数の割合および前年同月比
6.成約賃料指数の推移

新築中古別面積帯別成約数