調査データ市場動向

2019 年 11月首都圏の居住用賃貸物件の成約動向

首都圏の1㎡あたり成約賃料の前年同月比は、マンションが3カ月連続プラス。
成約数は、前年同月比 12 カ月連続マイナス。

不動産情報サービスのアットホーム株式会社(本社:東京都大田区 代表取締役社長:鶴森 康史)の不動産情報ネットワークに登録され成約した、首都圏(1 都 3 県)における 2019 年 11 月期の賃貸物件の成約賃料・物件成約数についてお知らせします。

■東京 23 区の 1 ㎡あたり成約賃料の前年同月比は、マンション・アパートいずれも上昇続く。

11 月の首都圏の居住用賃貸物件の 1 ㎡あたり成約賃料の前年同月比は、マンションが 3 カ月連続でプラスとなりました(4 ページ)。エリア別では、東京 23 区が 7 カ月連続のプラスとなったほか、東京都下・埼玉県では 4 カ月連続のプラスとなっています。また東京 23 区は、アパートも 10 カ月連続でプラスとなっており、マンション・アパートいずれも上昇が続いています。なお、1 戸あたり成約賃料指数の首都圏平均は、マンションは新築が前月比 2 カ月連続の低下、中古は同 3カ月ぶりの低下、アパートは新築が同 3 カ月連続の上昇、中古は同 3 カ月ぶりの低下となりました(下表)。

■全エリアのマイナスは 7 カ月連続も、東京 23 区の新築マンションは 4 カ月連続プラス。

首都圏の物件成約数は 13,119 件で、前年同月比 21.7%減少し 12 カ月連続のマイナスに(6 ページ)。全エリアでのマイナスは 7 カ月連続となり、首都圏のマイナス幅は前月に続いて 20%超となりました。エリア別では、東京都下のマイナス幅が 5 カ月ぶりに 1 桁となりましたが、これはシングル向きマンションがプラスに転じたことなどによるものです(7 ページ)。
なお、東京 23 区の新築マンションは好調を維持し 4 カ月連続のプラスとなっています。

賃貸物件成約数

■CONTENTS

1.成約数
2.新築・中古別、面積帯別成約数
3.1戸あたり成約賃料、面積
4.1㎡あたり成約賃料
5.新築・中古別、面積帯別成約賃料
【ご参考】賃料帯別成約数の割合および前年同月比
6.成約賃料指数の推移

新築中古別面積帯別成約数