2021年7月 首都圏における「中古マンション」の価格動向
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,335万円で、前月比+1.2%と上昇。前年同月比では8エリア全てで上昇。東京23区、神奈川県他、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の5エリアが2017年1月以降最高額を更新。
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首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,335万円で、前月比+1.2%と上昇。前年同月比では8エリア全てで上昇。東京23区、神奈川県他、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の5エリアが2017年1月以降最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、面積帯における傾向の違いが続く。シングル向きが全9エリア中6エリアで前年同月を下回る一方、大型ファミリー向きは6エリアで上回り、うち2エリア(神奈川県・埼玉県)が2015年1月以降最高値を更新。 アパートは首都圏で上昇が続き、東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県が全面積帯で前年同月を上回る。またカップル向きの上昇が目立ち、東京23区・神奈川県・千葉県で 過去最高値を更新した。
首都圏・近畿圏の今期業況 DI は、賃貸・売買ともに回復傾向に足踏み感。賃貸では、調査対象 14 エリア中 4 エリアの上昇にとどまる。売買では、埼玉県・東京 23 区・大阪府・兵庫県を除く 10 エリアで上昇。
東京20エリアの小規模オフィス募集賃料は超小型・小型ともに小幅ながら下落。超小型は、全20エリア中17エリアで同±5%以内と全体的に小幅な動きとなった。 小型は、「蒲田・大森・大井町」で前期比+12.0%となったものの、概ね同±7%以内の動きにとどまる。
首都圏の新築戸建の平均価格は 2017年1月以降初めて4,000万円を超え、4,008万円と前月比 1.1%上昇。8エリア全てで前月比上昇。また、5カ月連続して前年同月を上回り、全体的な上昇傾向が続く。 東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県西部の7エリアが 2017年1月以降最高額を更新。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,297万円で、前月比+0.7%。神奈川県他、千葉県他は3カ月連続で2017年1月以降最高額を更新。千葉県西部は前月比1.2%上昇し、9カ月ぶりに過去最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、面積帯による傾向の違いが鮮明に。シングル向きは下落が目立ち、全9エリア中8エリアが前年同月を下回る。一方、大型ファミリー向きは7エリアが前年同月を上回り、うち3エリア(神奈川県・千葉県・名古屋市)が2015年1月以降最高値を更新。 アパートは首都圏を中心に上昇が目立ち、東京都下・神奈川県・埼玉県・千葉県・福岡市が全面積帯で前年同月を上回る。
首都圏の新築戸建の平均価格は 3,966万円で、前月比-0.1%。 エリア別に見ると、8エリア全てで 4カ月連続前年同月を上回る。東京23区、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、さいたま市、千葉県西部は 2017年1月以降最高額を更新。
首都圏の中古マンション 1戸あたり平均価格は 3,275万円で、前月比+0.3%。さいたま市は3カ月連続で 2017年1月以降の最高額を更新。神奈川県他、千葉県他も2020年秋頃からの上昇傾向が継続し、いずれも2カ月連続で過去最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、千葉県が全面積帯で前年同月を上回る。シングル向きマンションは下落が目立ち、全9エリア中7エリアが前年同月を下回る。一方、大型ファミリー向きマンションは上昇傾向が続き、4エリア(東京都下・神奈川県・名古屋市・福岡市)が2015年1月以降最高値を更新。アパートは引き続き首都圏の上昇目立つ。2カ月連続5エリア全てで全面積帯において前年同月を上回る。