2024年4~6月期 地場の不動産仲介業における景況感調査
賃貸の業況DIは全14エリア中11エリアで前期比下落したものの、首都圏各エリアは比較的堅調。外国人需要・法人契約がけん引。売買の業況DIは9エリアで前期比下落。全体的に価格高騰を懸念する声。貸店舗・貸事務所に関する調査を実施。貸事務所では介護・看護系の起業や事業拡大が多いとの声が目立つ。
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賃貸の業況DIは全14エリア中11エリアで前期比下落したものの、首都圏各エリアは比較的堅調。外国人需要・法人契約がけん引。売買の業況DIは9エリアで前期比下落。全体的に価格高騰を懸念する声。貸店舗・貸事務所に関する調査を実施。貸事務所では介護・看護系の起業や事業拡大が多いとの声が目立つ。
東京21エリアの小規模オフィス募集賃料(以下、賃料)は超小型が小幅ながら上昇、小型は横ばい。5~25坪(以下、超小型)は、13,495円/坪 前期比+1.6%。25~50坪(以下、小型)は、15,272円/坪 前期比0.0%。21エリア全体では引き続き小幅な動きとなったが、エリア別では超小型8エリア、小型4エリアで12年下期以降最高値を更新。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,553万円で、前月比+0.1%と2カ月連続で上昇。前年同月比は-0.4%と5カ月連続で下落。前月比は8エリアとも±1%未満と全体的に小幅な動き。東京23区は10カ月ぶりに前年同月を上回る。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,894万円で、前月比+0.6%と2カ月連続で上昇。前年同月比は8カ月連続で下落。埼玉県他は10カ月連続で前年同月を下回る。東京23区、横浜市・川崎市は2017年1月以降最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・札幌市・名古屋市・京都市・大阪市・福岡市の9エリアが全面積帯で前年同月を上回る。マンションは、ファミリー向きが神戸市を除く12エリアで前年同月を上回る。中でも、神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・京都市の5エリアは2015年1月以降最高値を更新。アパートも、ファミリー向きが神戸市を除く12エリアで前年同月を上回る。中でも、埼玉県・千葉県・京都市・大阪市・広島市の5エリアは2015年1月以降最高値を更新。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,873万円で、前月比横ばい。前年同月比は7カ月連続で下落。千葉県西部は13カ月ぶりに前月比上昇。東京23区、神奈川県他の2エリアで2017年1月以降最高額を更新。東京23区の最高額更新は10カ月連続に。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,549万円で、前月比+0.2%と上昇。前年同月比は-0.7%と4カ月連続で下落。8エリア中7エリアで前年同月比下落。中でも東京23区は9カ月連続で前年同月を下回る。神奈川県他は3カ月連続で2017年1月以降最高額を更新。
マンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・神奈川県・埼玉県・札幌市・仙台市・名古屋市・大阪市・福岡市の9エリアが2カ月連続して全面積帯で前年同月を上回る。マンションは、ファミリー向きが7カ月連続して全13エリアで前年同月を上回る。中でも、神奈川県・埼玉県・千葉県・札幌市・仙台市・名古屋市・大阪市・福岡市の8エリアは2015年1月以降最高値を更新。 アパートも、ファミリー向きが全13エリアで前年同月を上回る。中でも、東京23区・札幌市・大阪市の3エリアは2015年1月以降最高値を更新。
首都圏の中古マンション1戸あたり平均価格は3,872万円で、前月比-0.2%と2カ月連続で下落。前年同月比は6カ月連続で下落。千葉県西部は10カ月連続で前月比下落。東京23区、神奈川県他の2エリアで2017年1月以降最高額を更新。東京23区の最高額更新は9カ月連続。
首都圏の新築戸建の平均価格は4,541万円で、前月比横ばい。前年同月比は-1.1%と3カ月連続で下落。前月比は東京23区を除く7エリアで上昇するも、前年同月比では神奈川県他を除く7エリアで下回る。埼玉県他は48カ月ぶりの前年同月割れ。神奈川県他は2カ月連続で2017年1月以降最高額を更新。